Jury Members & Selection Members
審査員・評価員プロフィール
審査員
原田 大三郎主査、映像作家
1983年筑波大学大学院芸術学部総合造形コース卒業。坂本龍一、安室奈美恵、小室哲哉、globe、LUNASEAなどの国内外コンサートツアーやプロモーションビデオの映像演出、また映画のオープニング映像やVFXなどを担当。1993年、NHKスペシャル『驚異の小宇宙 人体2 脳と心』CG監督。1994年、第1回日本芸術文化振興賞受賞、マルチメディアグランプリ‘94MMA会長賞受賞。2001年5月より、SHARP『AQUOS』VP制作。2014年、福山雅治 「WE'RE BROS TOUR 2014 HUMAN」映像演出。現在、多摩美術大学情報デザイン学科教授。
四方 幸子キュレーター
「拡張されたキュレーティング」を提唱。多摩美術大学・東京造形大学客員教授、IAMAS(情報科学芸術大学院大学)非常勤講師、明治大学兼任講師。メディアアート・フェスティバルAMIT(Art, Media and I, Tokyo)ディレクター。アートと科学を横断する数々の展覧会やプロジェクトをキヤノン・アート ラボ(1990-2001)、森美術館 (2002-04)、NTT ICC(2004-10)キュレーター、またインディペンデントとして 国内外で実現。情報環境とアートの関係を横断的に研究、先験的な展覧会やプロ ジェク トを数々実現。近年の活動に「Possible Water|<コモンズ>としての 未来」展(2012)、第7回「メディアシティ・ソウル」(2012)、「Money after Money|信用ゲーム 2013」展、札幌国際芸術祭(SIAF2014)(アソシエイト・キュレーター)など。国内外の審査員を歴任。
Photo: 土田祐介
水江 未来アニメーション作家
1981年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。細胞や幾何学図形を用いた音楽的なアプローチの抽象アニメーションを数多く制作。在学中の初作品『FANTASTIC CELL』(2003) が広島国際アニメーションフェスティバル2004にノミネートされ、国際映画祭デビューをする。2011年、『MODERN No.2』がベネチア国際映画祭(イタリア)でワールドプレミア上映され、翌年のアヌシー国際アニメーション映画祭(フランス)で音楽賞を受賞。2014年、『WONDER』がベルリン国際映画祭(ドイツ)でワールドプレミア上映され、同年のアヌシー国際アニメーション映画祭でCANAL+CREATIVE AID賞を受賞。2014年には、これまで制作した短編作品を特集した『ワンダー・フル!!』が全国15館で劇場公開され、「GLAY EXPO 2014 TOHOKU」のアニメーション演出も手がけた。現在は、フランス製作で短編「DREAM LAND」、サウンドデザイナー・大野松雄氏とのコラボレーションで短編「PIONEER 11」、福岡アジア文化賞のプロジェクトで、アピチャッポン・ウィーラーセタクン監督とのコラボレーション短編作品を制作中。また抽象による長編アニメーションも映画音楽作曲家の渡邊崇氏と構想中。
豊嶋 勇作主査、プロデューサー/デジタルフロンティア
1969年香川生まれ。大学卒業後(株)デジタル・フロンティアに入社。『ぼのぼの』(02)、『APPLESEED』(04)、『biohazard DAMNATION』(12)など長編フルCG映画のプロデューサーをつとめる。2005年『東京ゾンビ』で実写映画初プロ デュース。その他、実写作品 『デスノート』『GANTZ』、アニメ作品『サマー ウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』のCGパートに参加。 2010年10月同社専務 取締役に就任。現在に至る。
松山 洋ゲームクリエイター/サイバーコネクトツー
博多にある元気なゲーム制作会社サイバーコネクトツーの代表兼ディレクター。開発の傍らで毎月、60冊の漫画誌を読んでいる大の漫画好き。アニメや映画、もちろんゲームも漫画も幅広く、こよなく愛している。非常に“濃く”“熱い”人間である。開発代表作は「NARUTO-ナルト- ナルティメット」シリーズ、「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」、「.hack」シリーズ、「Solatorobo それからCODAへ」「アスラズ ラース」など。アクションと映像演出に特別なこだわりを持つ作品づくりが特徴。
水﨑 淳平アニメーションディレクター/神風動画
1973年生まれ。 京都造形芸大を卒業後、DTPやゲーム制作、セルアニメーション業界を経て、メディアの壁を超えた作風を武器に神風動画を設立。 代表作は”ジョジョの奇妙な冒険”オープニング、EXILE”BOW & ARROWS”MV、安室奈美恵”Dr.”MV、”FREEDOM” オープニング、”ドラゴンクエストIX”オープニング等。 座右の銘は「妥協は死」。
評価員
谷口 暁彦作家
1983年生まれ。インスタレーション、パフォーマンス、ネットアート、彫刻、映像作品などを制作する。主な展覧会に「emergencies! 004」(2007年 NTTインターコミュニケーション・センター)、「Space of Imperception」(2008年radiator-festival イギリス)、「redundant web」(2010年 インターネット上)「[インターネット アート これから]――ポスト・ インターネットのリアリティ」(2012年 NTTインターコミュニケーション・センター)、「思い過ごすものたち」(2013年 飯田橋文明) 、「マテリアライジング展 / 情報と物質とそのあいだ」(2013年 東京藝術大学陳列館)などがある。
土居 伸彰アニメーション研究・評論
1981年東京生。新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター。株式会社ニューディアー代表。主にインディペンデント系アニメーションについて研究をしつつ、映画配給やイベント企画・運営、執筆等を通じて世界の優れたアニメーションを紹介する活動も行う。ファントーシュ国際アニメーション映画祭など日本のアニメーション特集でのキュレーターとしての経験も多い。編著に 『ドン・ハーツフェルト』 (CALF、2012年)、訳書にクリス・ロビンソン『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』(太郎次郎社エディタス、2009年)など。
馬 定延(マ・ジョンヨン)メディアアート研究・批評
1980年韓国ソウル生まれ。学部で英語英文学と心理学を、修士課程で芸術工学を専攻。東京藝術大学大学院映像研究科修了(映像メディア学博士)。公益財団法人日韓文化交流基金招聘フェロー、東京藝術大学・国立新美術館客員研究員、国立音楽大学非常勤講師、韓国『月刊美術』東京通信員。著書『日本メディアアート史』(アルテスパブリッシング、2014)
渡邉 朋也作家
1984年生まれ。コンピューターやテレビジョン、インターネットといったメディア技術をベースに、パフォーマンス、インスタレーション、映像作品、ダジャレなどを制作する。
最近参加した展覧会に「transmediale 2014」(2014年/ベルリン)、「光るグラフィック展」(2014年/東京)、「Affekte」(2014年/エアランゲン)、「マテリアライジング展Ⅱ」(2014年/東京)など。第2回京急蒲田処女小説文藝大賞優秀賞、グッドデザイソ賞受賞、学生CGコンテストは第11回で佳作止まり。
小村 一生プロデューサー/ワンオアエイト
1976年鹿児島生まれ。インタラクティブな表現に惹かれ、アナログ中心の世界からデジタルの世界へ転身したデザイナー。セガ、コナミ、ナムコ等のゲーム会社でCGデザインを行う。その後ゲームのベンチャー企業にて取締役としてスタートアップからメーカーになるまで主にデザイン統括を担当。現在は独立し株式会社ワンオアエイトを設立。代表取締役に就任。「てくてく勇者」などのゲーム開発を行いながら様々なエンターテインメント業界で活動中。面白ければ何でもやるがモットー。
http://one-or-eight.co.jp
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谷口 充大ディレクター/テトラ
1984年愛知県稲沢市生まれ。株式会社テトラ代表。専門学校卒業後、株式会社白組に入社。2006年に退職したのちフリーランスとして1年を過ごし、2007年8月に株式会社テトラを設立。コンピュータグラフィックスや実写合成の映像を企画、制作し、オリジナルの映像やグラフィックスの制作から映画やCM、ゲームムービーや遊技機映像等、活躍する範囲は多岐に渡る。また、雑誌『CGWORLD』ではインタビューから技術的TIPSまでライターとしても活躍中。
堀口 広太郎プロデューサー/グラフィニカ
1982年、神奈川県川崎市生まれ。専門学校卒業後、2Dデザイナーとして映像制作会社に勤務。2009年にグラフィニカに入社しプロデュース業務に転進。TVアニメ「ぼくは王さま(2013)」、Web配信アニメ「ワンダーモモ(2014)」、「日本アニメ(ーター)見本市 第10話 マデロイド(2015)」を担当。2015年4月、同社執行役員に就任。
柳 太漢インタラクティブディレクター/博報堂アイ・スタジオ
商品広告キャンペーンや企業ブランディングサイト、Webサービス、スマートフォンアプリなど、デジタルクリエイティブ責任者としてさまざまなプロジェクトに従事。近年はデジタルを飛び越え、企業CI・VIのクリエイティブディレクションも手がける。ADFEST CYBER GOLD、中国国際広告祭 インターネット広告部門 銀賞、広告電通賞 Web広告部門 最優秀賞、東京インタラクティブアドアワード Google Innovative部門 最優秀賞など。